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国家試験

国家試験直前にやるべきことについてお伝えします

気づけば国家試験直前…
どうしよう、、、
なにしよう、、、
不安でなにも手につかない、、、
そんなあなたは大丈夫!
そういう気持ちになるってことは、真剣に向き合ってる証拠!
本番で力を出せれば受かる確率ぐーんとアップする人です!

とは言いつつも、こんな気持ちで本番を迎えるのは心に悪いですね。
そんな状態のあなたがまずやること。
必ず、周りの人に助けを求めましょう。
素直に不安な気持ちを伝えて話をしみてると落ち着くもんです。

いやいや、周りに話を聞いてくれる人なんていないよ、、、
そもそもみんな受験生だし、、、
なんて人もいるかも知れませんね。
そんな人には私からアドバイス。
少しでも気持ちが安らぐといいなと思って書いてみました。
頑張るあなたの力になりますように。

本番までにやるべき勉強内容

どんな状況でも勉強はしないといけませんよね。
なんだかんだで勉強しないと落ち着かないですからね。
まずは国家試験直前までの勉強内容について書いてみます。

復習8割、初めての問題2割

国家試験直前の原則は復習です。
1日にやってみる問題数が100問あったら、80問は復習しましょう。残り20問は新しい問題に挑戦しましょう。
1日の勉強時間が10時間だったら、8時間は復習しましょう。残り2時間は新しい問題に挑戦です。
特に、よく間違える問題や不安のある問題。
さらに言うと、覚えていれば正解できる問題の復習をしましょう。
国家試験の中には、答えに納得いかないものが含まれていますよね。
不適切問題が毎年出ているくらいですから、おかしくない?と首を傾げてしまうような問題があることは事実です。
そういった問題はスルーしましょう。
そういう問題はできなくていい問題です。
覚えていれば答えられる問題を中心に、特に記憶が曖昧になりやすいもの、よく間違えてしまうもの、よく忘れてしまうものを中心に学び直しましょう。
直前期に新しい知識を入れようとするのは、精神的な負担が大きいです。
もちろん、新しい知識をどんどん覚えていくことは大切です。
しかし、それ以上に大切なことは、

  • 今覚えている知識を忘れないこと
  • 曖昧な知識を強化すること

この2点です。
今まで勉強してきたんです。
それなりの知識に出会ってきているはずです。
今までの勉強を大切にするためにも、今までの復習に力を入れましょう。

初めての問題を2割やる意味ですが、これは新しい知識に出会うということ以上に、考えることを忘れないため、という側面が強いのです。
次で詳しく書いてみます。

直前期の今、初めて解く問題、難しい問題を解く意味

復習が大事だと言い続けているのに、なんで新しい問題もやるの?
新しい知識を身につけるのは負担が多いんじゃないの?
と思ってくれた人、ちゃんと文章を読んでくれてありがとう。
その通りです。
負担は大きい。
ではなぜ、初めての問題、難しい問題を解くのか。
これは、国家試験本番で考える力を失わないためです。
復習中心の学習における意外な盲点です。
復習の最大の弱点は、考えることがなくなること、なんです。
復讐を徹底すると、復讐は確認作業のようになっていきます。
確認作業が続くと、考える力は急速に衰えていく、ということを知っておいてください。

国家試験は初めてみる問題がおそらく4割から6割程度あると思います。
初めてみる問題の半分はあなたが今まで勉強してきて手に入れた知識で解けるはずです。
残りの半分の問題は、悩む可能性が非常に高いです。
少なからず自信満々とはいかないでしょう。
ここで大切なのは、最後まで考える力です。
正解できるかどうかはわかりません。
それでも考え続けることができるか。
これがとても大切です。
本番直前にわからない問題に出会う時間を作っていれば、本番でわからない問題に出会っても対応できる可能性が高まります。
逆に、復習しかしてしていない人は、本番直前にわかることの確認しかしていないので、分からない時間を過ごす経験が極端に減ってしまいます。
分からない状況はネガティブに感じるかもしれません。
直前期の分からない状況は、チャンスです。
本番前の心の準備のチャンスだと思ってください。
貴重な予行練習です。
本番でわからない問題に直面した時のことを想像しながら問題を解いてみましょう。
これが復習以外の問題を2割やっていくことの意味です。

本番までの気持ちの整理

これは完全な私見ですが、それなりに勉強してきた人が不合格になるのは、気持ちの整理がついていないから、と思っています。
メンタルをキープできれば、情緒をコントロールできれば、合格確率は飛躍的に上がります。
そこで、ここからは不安になるような見出しになりますが、気持ちの整理について書いていきます。

分からない問題は必ずある。しかもたくさんある。それでも、大丈夫。

最近の国家試験は難しいです。
10年以上前に国家試験を受けた身で今の問題を見ると、当時に比べると格段に難しいと、正直に思います。
国家試験の問題をたくさん解いてきた私が難しいと思うんだから、難しいんです。
それでも、難しくても、合格する人は70%以上いるんです。
冷静に考えてみてください。
70%です。
30%よりも多いんです。
感情が入ると、自分は30%に入る、と思ってしまうかもしれません。
感情を抜けば、数学的に考えて70%に入る可能性の方が高いんです。
難しい問題ばかりだと思っても大丈夫です。
みんな難しいと思っているはずですから。
わからないと思っているのはあなただけではありません。
それでも70%近く、もしくはそれ以上の人が合格できるんです。
だから安心してください。

自信を持って答えを選べる問題はほとんどない。つまり、本番中は不安しかない…

ひどいことを言うようですが、こういうもんです。
国家試験の翌日、学生に会うとみんな絶望しています。
正解を選べた自信がないんです。
本番はただでさえ緊張しているし、初めて見る問題がたくさんです。
今までの勉強は過去問や模試の解き直しが中心で、言ってみれば知っている問題を繰り返し解き続けているんです。
わからない問題に対する免疫が薄れていることもあります。
翌日で絶望しているんですから、本番の時の絶望は想像を絶します。
本番中は不安しかない。
そんなもんです。
あなただけではありません。
みんな不安です。
だから、大丈夫。
不安ばかりでいいんです。安心してください。

分からない問題が連続することがある

これが本番中のメンタルを思いっきり崩します。
わからない問題が連続すると焦りと恐怖でいっぱいになります。
この状況のなにが怖いって、冷静さを失って、わかる問題を間違えてしまうことです。
いいでしょうか、わからない問題があるのは当たり前です。
わからなくていいんです。
試験を作っている人はわかってもらおうと思っていません。
わからなくて当然です。
わからないことに注目するのではなく、分かる問題を探しましょう。
分かる問題を確実に正解すること、これが国家試験合格の一番の近道になります。
5問わからなくも、次の問題はわかるはずです。
5問わからなかったのに、3問連続で分かった、なんてこともあります。
わかる問題に注目しましょう。
わからない問題はあって当たり前です。
わかる問題があることに感謝してみましょう。
力が沸いてきます。

知らない知識に惑わされる

選択肢が5つあると、1つくらい聞いたこともないようなことを選択肢に書き込んでいる問題が増えています。
そんな時の対処法。
なにを書いているかわからない選択肢は、ないものとして扱うこと。
つまり、5択ではなく、4択問題だと思って問題を解くこと。
4択の中で正解を見つけましょう。
4択の中にどう考えても答えがない時だけ、なにを書いているか不明な選択肢が答えということになります。
知らない知識は考えても分かるはずがありません。
自信がない人ほど、自分の知識不足で知らないだけだ、と思ってしまいます。
この考えは今すぐ捨てましょう。
勉強量には個人差があるので、一概には言えませんが、今まで勉強してきたんです。
あなたが知らない知識は、受験生のほとんどが知らないはずです。
だって、受験生はほとんどみんな過去問と模試を使って勉強しているんですから。
使っている教材はみんな一緒です。
あなただけ知らないということはあり得ません。
知らない知識は、知らなくていい知識です。
知らないあなたが悪いんじゃなくて、知らなくていいんです。

余計なことで不安を増長させないようしましょう。

自信を持って解ける問題が5問中2問あれば上出来すぎる

確率論的に、国家試験は5択問題なので、20%(5問中1問)は絶対に正解できます。
つまり、280点中56点は作業療法の知識がない人でも取れるんです。
それ以外に、5問中2問正解できれば、全部で5問中3問正解することになります。
5問中3問というと60%です。
そうです。
280点中、168点(60%)です。
問題を解いていて、わからない問題が3問続いてもいいんです。
マークさえしていれば、確率的に一つは正解している可能性があります。
自信を持って答えを選べる問題が5問中2問あれば、受かっているもんなんです。

最後に

不安な人は、不安だけど大丈夫
焦っている人は、焦っちゃうけどそれが普通だから大丈夫
自信がない人は、自信なくても受かるときは受かるから大丈夫
というように、今の自分の気持ちを否定することなく、それでも大丈夫、と口に出しましょう。

気持ちと異なることを口にする違和感はものすごいと思います。
意味のないことをやりたくないという人もいるかもしれません。
それでも、やってみてください。

本番は自分一人です。
隣の人と話したらカンニングだし、スマホなんてさわれません。
自分を励ませるのは自分だけです。
今から自分を支える練習をしましょう。
最後まで自分と一緒に走り切りましょう。
何度も諦めたくなると思いますが、ボロボロになっている自分を引きずる気持ちで励ましましょう。

それができれば、受かる確率は10%上がります!
残りあとわずか、頑張ってください!!!!!!!!

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