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作業療法

5分でわかる!作業療法士って何?

AI技術が目覚ましい成長を遂げていますね。
そんな中、AIに代わられることがないと注目されている職業の一つがリハビリテーション職です。
リハビリテーション職には、理学療法士、作業療法士、言語聴覚士がいます。
今日は作業療法士について説明します。

作業療法士の仕事内容

リハビリテーションの専門職です。
心や体、生活の不自由さ、不便さ、思い通りにいかないことなどを解決する仕事です。
作業療法士の仕事は、「何かを治す(元に戻す)」というよりも、「何かができるようになる(新しい方法や生き方を見つける)」ことを支援します。

資格内容

医師の指示のもと、リハビリテーションを実施します。
あくまでも医師の指示が必要で、医師の指示なしに作業療法はできません。

働く場所

病院が半数を占めています。
総合病院やリハビリテーション病院だけではなく、精神科病院でも活躍しています。
他には、老人保健施設等の介護福祉分野での就労もあります。
この点の詳細は別の機会にまとめていきます。

作業療法士になるには

国家試験の受験資格を得る

専門学校(3年生か4年生)、短大、大学、大学校、のいずれかに入学し、卒業すること(卒業見込みをもらうこと)で受験資格を得られます。
学ばなければいけないことは3年生でも4年生でも変わりません。
早く働きたい人は3年生を選択するといいでしょう。
この辺りの詳しい話は別の機会にまとめていきます。

国家試験に合格する

1年に1度だけ実施される国家試験に合格することで、作業療法士の免許を取得できます。
近年の合格率は80%前後です。
高校入試や大学入試のように合格定員はありません。
60%以上の得点で合格になります。
ここ5年ほどは問題の難易度が上がってきているため、軽い気持ちで合格することは難しくなってきています。

作業療法士に将来性はある?

作業療法という職業の将来性

高齢化が進行する、という点から考えると、需要がなくなることはないでしょう。
ロボットによるリハビリテーションの提供が行われている現場もありますが、人にしかわからない「人の温かみ」に対する需要は増加することも考えられます。
人が存在し続ける以上、作業療法士の需要がなくなることはないでしょう。

作業療法士の給与

これはあまり期待できないと考えた方がいいでしょう。
詳しい話は別の機会にしますが、作業療法士の給与は日本人の平均給与程度になると考えられます。
そういった意味では安定していると言えます。
お金持ちになりたい!という人は別の道を考えた方がいいかもしれません。

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